梅田研究室では「電子スピン共鳴(ESR)」を利用して、低消費電力型のエレクトロニクス材料の研究開発を行っています。ESRを使うと物質中の異常箇所(欠陥)を詳しく調べることができます。このような異常箇所がエレクトロニクスデバイス中の余分な電流の発生、余分な電力消費につながっているため、異常箇所を減らしたり、うまくコントロールすることができれば低消費電力型のデバイスを作ることができます。私たちは民間企業や外部研究機関と連携して、様々なデバイスの中の異常箇所を調べています。そのために、通常のESRだけでなく、マイクロメートル~ナノメートルサイズの微小なデバイスも測ることができる電流検出型のESRも用いています。